イタリア旅行のおすすめの時期は?
Ciao~!イタリア在住トラベルデザイナーNuovisのNatsukiです。
イタリアに行ってみたい!と思うけど、おすすめの時期が気になる方も多いのではないでしょうか?日本と同じく四季があるのでいつ旅行するかによってイタリアに対する印象や出来る経験も変わります!
今回は『今年こそイタリアへ行きたい!』とお考えの方にイタリア旅行する時期を決めるために季節ごとの特徴やベストシーズン、どのくらい前から予約するべきかについて解説いたします。
このまま読み進めるとこんなことが分かります。
✓イタリア旅行、季節ごとの特徴
✓イタリア人がおすすめする時期
✓ベストシーズン&ローシーズンはいつ?
✓どれくらい前から予約する?
それではどうぞ!
目次
| 1月~3月
イタリアは行く場所にもよりますが、基本的に冬の間はオフシーズンです。そして1月~3月といっても月ごとに大きく印象が変わります。
💡1月
12月31日~1月1日は年越しイベントが各地で開催され、町中が音楽でディスコのように!日本との違いは、1月1日の元旦を迎え、1月2日からは通常営業に戻るところです。意外でしょう?(笑)
年越しをすぎるとベファーナという子供向けの祝日がありますが、その後は本格的に学校や仕事が始まり落ち着いた時期です。

💡2月
2月も比較的閑散期と言えますが、各地でカーニバルが開催されます。
イッテQで昔放送された、オレンジ合戦もイタリアのカーニバルの一つでイヴレアという北イタリアの街で開催されます🍊
有名なのはヴェネツィアの仮面カーニバルですが、実は小さな街~大きな街まで各地で伝統的なカーニバルが開催されているのです。

直前だとホテル探しに苦労するだけでなく料金も高くなるため、大きな街のカーニバルに行きたいのであれば
予約は半年前、遅くても3か月前にはすることをおすすめします。
💡3月
3月上旬は、冬のスポーツをイタリアでしたい方におすすめです🏂

| 4月~6月
イタリア旅行の際、シーズンに入り始めるのが4月~6月です。
💡4月
パスクワ(Pasqua)といい、イースター(復活祭)があるのが4月です。イタリアではクリスマスの次に重要されている祝日といっても過言ではありません。この時期は可愛いイースターの飾りを見かけるだけでなく、コロンバ(Colomba)という甘い焼き菓子を楽しむことができます。スーパーでも手に入るので、お土産にも◎
💡5月
5月頭は段々と温かくなってきつつもまだ冬の寒さが感じられる日もあり、着る服装には悩まされますが、まだ完全にシーズンではないので人も多すぎずちょうど良い時期といえるでしょう。5月下旬になると暑くなってくるので、ビーチ街では海に行き始める現地人を見かけます。
また、イタリア各地でCantine aperteというイベントが開催され、一般向けにワイナリーが公開される時期でもあります🍷
💡6月
暑すぎず、暖かい気候で、なおかつ日が長い季節。21時になっても明るいので、一日が長く感じます。
テラス席でアペリティーヴォをしに、スプリッツを飲むイタリア人を沢山見かけるでしょう。

下記写真で完全に夏服を着ているのも5月下旬でした。

4~6月は、小さな街~大きな街まで街歩きに最適な時期の内の一つといえます!ただ、6月中旬にはすでに観光客で溢れかえっています。
| 7月~9月
7月~9月はヨーロッパ人のバカンス時期でハイシーズン!
💡7月
ヨーロッパ人のバカンス真っ盛りの季節に入ります。夏らしいバケーションが大好きなイタリア人は、海・川・湖・山など、自然の多い場所に集まります。逆にローマ、ヴェネツィア、フィレンツェなどの街観光が楽しい場所からは地元の人が外にバケーションにいってしまうため、地元の人よりも観光客でごった返すようになります。
💡8月
企業が8月はまるまる2週間~1か月お休みになるところもあり、サラリーマンとして働くヨーロッパ人たちがここぞと夏らしいバケーションを楽しむ時期です。
イタリア人は海が大好き!

やっぱり海に行く方は多いので、ビーチ街にこの季節に行きたい人は余裕をもってホテルなどを抑える必要があるといえます。サルデーニャ、シチリア、カプリなどのバカンス地へ行く場合は半年以上前に予約することをおすすめします。
夏らしいバケーションをするのであれば、7,8月◎
街観光に行くのであれば、8月はおすすめしません✕
7月までであれば、ぎりぎり…!8月ほど暑くなくて良いでしょう。
💡9月
イタリアの9月は大分涼しくなってきます。ギリギリ海に入りたかったら入れる温かさ&街歩きに最適な季節の内の一つでもあります。
9月中旬には朝と日中の寒暖差で体調を崩しやいので、重ね着で調整できる服装に注意しましょう。
| 10月~12月
💡10月
10月頭まではまだちらほらと夏の観光客が見かけられる時期です。ただ、夏をシーズンとして働く海のある街は
10月からホテルやレストランなどの サービス業も休業するところが増えてきます。
私が住むリミニでもビーチ街沿いのホテルが段々と休業しはじめます。
選択肢は減るけど、その分観光客も減るので個人的にはおすすめ時期の内の1つでもあります。ただ、雨が降ったりやんだりと不安定な時期でもあるので、折り畳み傘は必須かもしれません。
10月にはSagra(サグラ)といい、食のイベントも増え、音楽と共に秋の味覚を楽しめるイベントが各地で開催されています。
💡11月
11月になると、もう冬の寒さ。オフシーズンに突入します。
夏の観光とは全く異なりますが、汗をかかずに街歩きを楽しめるので夏の暑さが苦手な方におすすめです。各地で栗祭り(Sagra delle castagne)が開催されたり、北イタリアではトリュフが旬です。
11月後半には、各地でイルミネーションがちらほらと輝き始めるため、クリスマスを先取りできる楽しい時期でもあります。
💡12月
12月は街中がイルミネーションでキラキラと輝き、中旬には各地でクリスマスマーケットが各地で開催され始め、美しい幻想的な世界を楽しむことができます。年越しの12月31日には、町中がクラブのように音楽で響き渡り、踊って食べて、飲んで過ごす人々で溢れかえります!


| シーズン(4月~9月)に旅行するメリットとデメリット
カーニバルの時期(1月下旬~2月)を避けてイタリア全体のシーズンでいうと、4月~9月がシーズン、10月~3月がオフシーズン、といえます。4月~9月のシーズンに旅行するメリットとデメリットをいくつかあげてみます。
メリット
✓ 日が長い
✓ 雨があまり降らない
✓ バカンスらしい雰囲気を楽しめる
✓ リゾート地の海が綺麗
✓ 観光名所のホテルやサービスの営業時間が伸びる
✓ イタリアのジェラートがどこでも食べられる!
デメリット
✓ どこに行っても人が多く混雑している
✓ ホテルやサービスの料金が上がる
✓ 8月は休業するお店も多い
✓ 日差しが強く、熱中症になりやすい
| オフシーズン(10月~3月)に旅行するメリット・デメリット
冬の時期に旅行するメリットとデメリットはこちらです。
メリット
✓ ホテルやサービスの料金がシーズン中よりマシ
✓ シーズン中と比べると観光客が少なめ
✓ 汗をかかずに街歩きを楽しめる
✓ 冬のスポーツをしたい方におすすめ
✓ 12月はクリスマスマーケットを楽しめる
デメリット
✓ ジェラート屋が閉まっているところが多い
✓ 雨が降ることも増える
✓ ホテルやサービスなど休業するところもある
✓ 夏らしいバカンスの雰囲気は楽しめない
✓ 海のあるリゾート地に行くのは微妙
| イタリア人がおすすめする時期
シーズン、ローシーズンとそれぞれ旅行するメリットとデメリットを理解したところで、イタリア人がおすすめする時期を聞いてみると
5,6月/9月下旬
と言う人が多かったです。人が多すぎず、夏らしいバカンスも楽しめるのがこの時期です。
ただ、沢山の日本人の方が初めてのイタリア観光で選ぶことが多いローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどの観光地に行く場合は、街観光に最適な4月~6月(MAX7月)/9月~12月が良いでしょう◎
ホテルの選択肢も多く、半年ほど余裕をもって計画を立て予約することで料金も抑えることができます。

| 予約はいつするべき?
1.2か月の直前でもホテルは見つかりますが、観光名所で予算を抑えつつある程度良いホテルに泊まりたい場合は
4~6か月前にはホテル探しをし始めることをおすすめします!
6か月先の観光名所付近でホテル探しをしていても、埋まってきているホテルがちらほら出てきています。それくらい立地&ホテルの質&費用が低いところは埋まるのが早い!もう、取り合い!w
そして、直前にホテル探しをするデメリットは大きく分けて3つあります。
①立地の良いホテルの選択肢が減る
②予算があまりない場合は中心から離れたところや治安の悪いゾーンで宿泊することになる可能性がある
③そもそも料金が高くなる
行く時期を決めたらすぐに動きはじめましょう!!
| まとめ
✓ イタリアのシーズンは4~9月
✓ 街歩きに最適な季節は4月~6月(MAX7月)/9月~12月
✓ イタリアのオフシーズンは10月~3月
✓ 1月下旬~2月はカーニバル時期
中でもおすすめの時期はシーズン始まりと終わりかけの5.6月と9月!
予約は半年前、遅くても3.4か月前から動くと選択肢が多く料金も抑えられる!
今年こそイタリアへ行きたい!
と思っている方、行く時期を決めて動き始めましょう✊