Ciao~!
このカラフルな港町、ポスターやテレビで一度は目にしたことがある方も多いんではないでしょうか?
そう!これ、世界遺産にも登録されているチンクエテッレ(Cinque terre)です。
この記事ではチンクエテッレへの行き方、フォトスポットの他、観光する注意点についてご紹介します。
イタリア旅行の際、チンクエテッレにも行きたい!と思っている方は要チェックです~
目次
❘ チンクエテッレってどこ?
チンクエテッレはイタリア北西部のリグーリア海岸に位置しています。実は、チンクエテッレって5つ(Cinque)の土地(Terre)、リオマッジョーレ(Riomaggiore)・マナローラ(Manarola)・コルニィリャ(Corniglia)・ヴェルナッツァ(Vernazza)・モンテロッソ・アル・マーレ(Monterosso al mare)のことを指しています。
なので、チンクエテッレという駅や地名があるのではなく、これらの5つの土地から成り立つ集落であることを覚えておきましょう!
❘ チンクエテッレの行き方
基本的に、ラ・スペツィア(La Spezia)まで電車で来るのが主流です。私が母を連れて行ったときはフィレンツェ→スペツィアまで電車で移動し、ホテルもスペツィアでとりました。先ほど挙げた5つの土地にももちろん宿泊施設はありますがスペツィアに比べるとお高め。港町ということもあり、4月~10月のシーズン中に行くことをおすすめしますが、ホテル探しは早めにしておくと良いでしょう!
他にもミラノ、ピサ、ジェノヴァなどからも鉄道で来れるのでチンクエテッレまでのアクセスは難しくないです。
ちなみに電車はTrenitaliaを利用しました。
もしくは長距離バスでもスペツィアまで来ることができます。イタリアの長距離バスといえばFlix busです。何度か利用しましたが、Wifiと簡易トイレがついていて結構快適です。
❘ アクセス方法①鉄道
チンクエテッレを含むラ・スペツィア⇔レヴァントまでの往復し放題の1日券、チンクエテッレ・エキスプレスは18.20€、2日券は33€で購入することができます。各駅間の片道で5€するので、料金や時間を気にせず色々なところで降りたい方はこの券の利用がおすすめです。
ちなみに鉄道での移動ですが、3月18日~11月5日(※2023年情報)までの間は15分毎に電車が通るため観光客で溢れかえってはいますが、待つストレスはさほどなく乗車できます。
時刻表はこちらで確認できます。
乗車券は基本的に、駅に着いてから購入することもできますが、オンラインで購入することも可能です。駅に着いてから購入する場合は、チンクエテッレに限らずですが打刻することをお忘れなく!打刻してから75分以内に乗車しなければ、そのチケットは無効のものとしてみなされ、チェックされると罰金をとられちゃいます。
というのも、イタリアの駅には改札というものが基本的になく、乗ろうと思えば無賃乗車が簡単にできてしまう制度だからです。しかも100%の確率で確認されるということでもなく、抜き打ちチェックなので尚更無賃乗車したくなりますが(だめだよ)必ず購入し、刻印機で打刻するところまで徹底しましょう。
オンラインで購入する場合は打刻する必要ありませんが、2023年8月5日からTrenitaliaを利用する際、Frecciarossaなどの特急でない場合にチェックイン制度が最近設けられました。チェックインせずに乗車するとこれもまたチケットを購入しているにも関わらず無効とされ罰金が科せられるので要注意です!
とはいえ簡単なのでご安心ください。『チェックインしてよ~』ってメールにて届くのでその通りにチェックインすれば問題ありません。
参考リンク:Nuovo Biglietto Digitale Regionale – Trenitalia
❘ アクセス方法②遊覧船
海から見る景色も絶景なので遊覧船での移動もおすすめですが、コルニィリャ(Corniglia)には行かないこと、そしてシーズン中でも各地1時間に1回しか通らないので少し動きずらいかもしれません。
また、遊覧船は4月~11月の間しか利用が出来ないので、この期間以外の観光であれば鉄道をご利用ください。公式の遊覧船はこちらで時刻表や料金を確認することができます。
個人的には、チンクエテッレを訪れるのであれば絶対に欠かせないポルトヴェーネレ(Portovenere)へ遊覧船で行き、チンクエテッレでの移動はやっぱり鉄道を利用するのが良いと思います。ちなみに4月22日~5月31日までの期間の時刻表はこんな感じ!
Portovenereも世界遺産に登録されていますが、独特なサン・ピエトロ教会とカラフルな港町を見れば納得です。地元の方から日が沈む時間帯がロマンチックで最高!とおすすめされたので私たちは15時すぎに着くように行ったのですが、5月だったこともあり日が沈むまで6時間ほどあったのとお昼に大量に食べたフリットのおかげで胸やけがおさまらずw日が暮れる寸前で待てずに帰ってしまいました。小さいので観光でいうと2時間もあれば結構ゆっくり見れてしまいます。
アペリティーボしながらゆったりと待つのも良いですが、日が沈む時間に合わせて行く場合は17時くらいに着くように行けば十分景色を楽しめるでしょう。
❘ アクセス方法③トレッキング
実はチンクエテッレはトレッキングとしても有名な場所です。2023年8月現在、愛の小道は工事中で閉鎖していますが2024年の夏を目標に工事を進めているそうです。でも、目標に、です。笑
愛の小道(via dell’amore)を歩けばリオマッジョーレとマナローラまで徒歩でも20分ほどなので鉄道を使わなくても歩きで行くことができます。2018年に行ったときは愛の小道を通ったのでスルッと行けましたが、私が母を連れて行った2023年5月は愛の小道が工事中で閉鎖していたのでハイキングコースで移動してみましたが、50代の母は結構ガタガタになってました。ごめん。
30分ほど、と記載があるサイトが多いですが、歩くことに慣れてない方はハイキングコースだとリオマッジョーレからマナローラの一駅で1時間~1時間半かかると思っていると良いと思います。
ちなみに、リオマッジョーレからモンテロッソ・アル・マーレまでは全体で11㎞程度ですので、ハイキングに慣れている方にはおすすめです!その場合は、歩きやすい靴と服装で行きましょう。
❘ フォトスポット
よくポスターやテレビで見るあのカラフルな写真が撮れるフォトスポットですが、ラ・スペツィアから一番近いリオマッジョーレでとれます!駅から出てすぐ右に進むと青いトンネルがあるのでその中を通り抜けていきます。すると、左側にリオマッジョーレのメインストリートが出てくるのですが、右側の港側の船が沢山止まっている方へ向かって細い道をくぐっていきます。
通りぬけてくると港に着きますが、そのまま左側にある坂を上るとこの写真が撮れる場所に着きます。
5月のシーズン真っ盛り中でも、朝8時に行ったらまだ3人くらいしかいませんでした。なので割かし朝早く行けば写真も動画も取り放題!
❘ 観光で気をつけること①荷物
正直、スーツケースや大きい荷物をもって観光するのは難しいでしょう。というか、めっちゃイライラしちゃうと思います。(私だけか?)写真撮りたくても荷物があったら撮りにくいし、メインストリートはゆるやかではあるけど坂になってるし、人で溢れかえってるからです。
でも大丈夫!荷物預けられる場所、あります!ラ・スペツィアから出発する方は、ラ・スペツィアの駅に荷物預けられる場所があるのでそこを利用するといいでしょう。8時~20時の間にはなりますが、5€で預かってくれるそうです。マナローラにも荷物預けられるところはありましたが、駅で預けるよりお高めでした。
❘ 観光で気をつけること②食事
チンクエテッレで食べる食事はお高め!観光地価格だから仕方ないですが、レビューも見ずに入るとあんまりおいしくないのにめっちゃ払った!みたいなことが起きてしまうかも。これはチンクエテッレに限らずどこでもですが、イタリアでは特に、Googleでレビュー検索してから入ることをおすすめします。ぼったくりしてくるようなレストランは決まってレビューが低いです。
余談ですが、留学中、ローマの駅近くでフラッと入ったバールで食べたパスタに70€支払いました。どれだけおいしいミシュランのレストランでもパスタに70€は払ったことはありません。いやーぼったくり!
レストランに入る前にレビューを確認する癖がついてから以降、ぼったくられた経験はありません。
そして、良心的なお値段で、しかもめっちゃおいしかったマナローラでのバールはTake-Away Pasta。前日にスペツィアで海鮮料理を食べたので普通のパスタがいいな~と思って探してたところ見つけましたが、ジェノヴェーゼパスタがおいしかったです。また、この地域ではフリット(揚げ物)が名物なのでぜひ食べてくださいね~
Take-Away Pasta
Via Antonio Discovolo, 136, 19017 Riomaggiore SP
❘ 観光で気をつけること③シーズン以外の観光
チンクエテッレまでの行き方を見てお気づきかと思いますが、シーズン中とシーズン以外の時期で働き方が全く違います。アクセスもしずらくなるし、ホテルの数もグッと減ります。それに、寒い時期はなんといっても曇りがち!寒いときに見る海と、暖かい時期に見る海では、印象が変わるんですよね。その分観光客も減るのでのんびり観光もできますが、せっかくの港町なので個人的にはやっぱりシーズン中に行くことをおすすめします。
以上、チンクエテッレの行き方、フォトスポット、気を付けることについてご紹介しました。それでは!Ciao!