チンクエテッレの行き方や観光のポイント
Ciao~!
このカラフルな港町、ポスターやテレビで一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
世界遺産にも登録されているチンクエテッレ(Cinque terre)です。
この記事ではチンクエテッレへの行き方、フォトスポットの他、観光する注意点についてご紹介します。
イタリア旅行の際、チンクエテッレにも行きたい!と思っている方は要チェックです~
目次
❘ チンクエテッレってどこ?
チンクエテッレはイタリア北西部のリグーリア海岸に位置しています。
チンクエテッレとは5つ(Cinque)の土地(Terre)という意味で、リオマッジョーレ(Riomaggiore)・マナローラ(Manarola)・コルニィリャ(Corniglia)・ヴェルナッツァ(Vernazza)・モンテロッソ・アル・マーレ(Monterosso al mare)のことを指しています。
なので、チンクエテッレという駅や地名があるのではなく、これらの5つの土地から成り立つ集落であることを覚えておきましょう!
❘ チンクエテッレの行き方
ラ・スペツィア(La Spezia)まで電車で向かい、そこからチンクエテッレを訪れます。私が2023年の5月に母を連れて行ったときは、フィレンツェのサンタ マリア ノヴェッラ駅→ラ スペツィアまで電車で移動し、ホテルもスペツィアでとりました。
他にもミラノ、ピサ、ジェノヴァなどからも鉄道で来れるので、チンクエテッレまでのアクセスは難しくないです。
電車はTrenitaliaを利用します。
もしくは長距離バスでもスペツィアまで来ることができます。イタリアの長距離バスといえばFlix busです。何度か利用しましたが、Wifiと簡易トイレがついているので快適です。
❘ アクセス方法①電車
チンクエテッレを含むラ・スペツィア⇔レヴァントまでの移動は、電車がおすすめです。電車移動の場合、チンクエテッレエキスプレス(Cinque Terre Express)というチケットを購入します。
1回の乗車ごとの料金はシーズンにより異なります:
オフシーズン(緑): €5
中間シーズン(黄色): €8
ピークシーズン(赤): €10
(4~11歳の子どもは半額です。0~3歳の幼児は無料。)
※2024年12月現在の料金
他にも、チンクエ テッレ トレイン カード(Cinque Terre Train Card)があります。各駅間の片道で5~10€するので、料金や時間を気にせず色々なところで降りたい方には、このカードの利用がおすすめです。
オフシーズン(緑): €19.50
中間シーズン(黄色): €27
ピークシーズン(赤): €32.50
このカードには、ラ・スペツィアからレヴァント間の地域列車の1日無制限利用と、一部有料ハイキングコースの利用権が含まれています。また、バス利用や一部博物館の割引も付帯しています
2日券だと、
大人: €34 ~ €59(シーズンによって異なります)
子ども(4~11歳): €22 ~ €38
70歳以上の高齢者: €28 ~ €48.50
です。
ちなみに鉄道での移動ですが、約20分毎に電車が通るため、観光客で溢れかえってはいますが、待つストレスはさほどなく乗車できます。
時刻表はこちらで確認できます。
乗車券は基本的に、駅に着いてから購入することもできますが、オンラインで購入することも可能です。駅に着いてから購入する場合は、チンクエテッレに限らずですが打刻することをお忘れなく!打刻してから75分以内に乗車しなければ、そのチケットは無効のものとしてみなされ、チェックされると罰金をとられちゃうことがありますのでお気をつけて。
❘ アクセス方法②遊覧船
海から見る景色も絶景なので遊覧船での移動もおすすめですが、コルニィリャ(Corniglia)には行けないこと、そしてシーズン中でも各地1時間に1回しか通らないので少し動きずらいかもしれません。
また、遊覧船は4月~11月の間しか利用が出来ないので、この期間以外の観光であれば鉄道をご利用ください。公式の遊覧船はこちらで時刻表や料金を確認することができます。
個人的に、ポルトヴェーネレはチンクエ テッレとセットで観光することをおすすめしますが、ポルトヴェーネレまでは遊覧船で行き、チンクエテッレ間の移動は鉄道を利用するのが良いと思います。ちなみに4月22日~9月22日までの期間の時刻表は下記リンクより確認できます。
❘ アクセス方法③トレッキング
実はチンクエテッレはトレッキングとしても有名な場所です。リオマッジョーレからモンテロッソ・アル・マーレまではブルートレイルと言って、全長で12㎞程度ですので、慣れている方にはおすすめです!慣れてない方はトレッキングコースだとリオマッジョーレからマナローラの一駅でも1時間~1時間半かかると思っていると良いと思います。
その場合は、トレッキングシューズや日焼け止め、飲料水など必須なものをお忘れなく!
ちなみに、愛の小道(via dell’amore)を歩けばリオマッジョーレからマナローラまで(一方通行のみ)徒歩でも20分ほどなので鉄道を使わなくても歩きで行くことができます。2018年にいったときは何の制限もなくスルッと通れたのですが、工事終了後の2024年現在は、入場料が設けられ、1人12.5ユーロとなりました。
事前に公式サイトで購入していくと安心です。
❘ フォトスポット
よくポスターやテレビで見るあのカラフルな写真が撮れるフォトスポットですが、ラ・スペツィアから一番近いリオマッジョーレで撮影することができます!駅から出てすぐ右に進むと青いトンネルがあるのでその中を通り抜けていきます。すると、左側にリオマッジョーレのメインストリートが出てくるのですが、右側の港側の船が沢山止まっている方へ向かって細い道をくぐっていきます。
通りぬけてくると港に着きますが、そのまま左側にある坂を上るとこの写真が撮れる場所に着きます。
5月のシーズン真っ盛り中でも、朝8時に行くとまだ3人くらいしかいなかったので、混雑を避けて写真を撮りたい人は朝お早めに!
❘ 観光で気をつけること①荷物
正直、スーツケースや大きい荷物をもって観光するのは難しいでしょう。でも大丈夫!荷物預けられる場所、あります!
ラ・スペツィアから出発する方は、ラ・スペツィアの駅に荷物預けられる場所があるのでそこを利用するといいでしょう。8時~20時の間にはなりますが、5€で預かってくれるそうです。マナローラにも荷物預けられるところはありましたが、駅で預けるよりお高めでした。
❘ 観光で気をつけること②食事
チンクエテッレは食事も観光地価格!レビューも見ずに入るとあんまりおいしくないのにめっちゃ払った!みたいなことが起きてしまうかも。
これはチンクエテッレに限らずどこでもですが、イタリアでは特に、Googleやトリップアドバイザーなどでレビュー検索してから入ることをおすすめします。ぼったくりしてくるようなレストランは決まってレビューが低いです。
余談ですが、留学中、ローマの駅近くでフラッと入ったバールで食べたパスタに70€支払いました。どれだけおいしいミシュランのレストランでもパスタに70€は払ったことはありません。いやーぼったくり!
レストランに入る前にレビューを確認する癖がついてから以降、ぼったくられた経験はありません。
良心的なお値段で、おいしかったマナローラでのバールはTake-Away Pasta。前日にスペツィアで海鮮料理を食べたので普通のパスタがいいな~と思って探してたところ見つけましたが、ジェノヴェーゼパスタがおいしかったです。また、この地域ではフリット(揚げ物)が名物なのでぜひ食べてくださいね~
Take-Away Pasta
Via Antonio Discovolo, 136, 19017 Riomaggiore SP
❘ 観光で気をつけること③シーズン以外の観光
チンクエテッレまでの行き方を見てお気づきかと思いますが、シーズン中とシーズン以外の時期で働き方が全く違います。アクセスもしずらくなるし、ホテルの数もグッと減ります。せっかくの港町なので個人的にはやっぱりシーズン中に行くことをおすすめします。
❘ ホテルはどこで予約する?
チンクエテッレにももちろん宿泊施設はありますが、おすすめは交通の便が良いスペツィアです。スペツィアを拠点とし、チンクエテッレを訪れるのはいかがでしょうか?
先ほどお伝えしたように、おすすめは4月~10月(9月中旬)のシーズン中ですが、皆さん集中してこの時期に行くので、ホテル探しは早めにしておくと良いでしょう!
以上、チンクエテッレの行き方、フォトスポット、気を付けることについてご紹介しました。それでは!Ciao!